メガネをかけている人にとって、サングラス選びは面倒な問題です。

度付きサングラスを作れば数万円。度数が変わればまた作り直し。かといってコンタクトに切り替えれば、目が乾いて疲れる

その答えのひとつが「オーバーグラス」——メガネの上から、そのままかけるサングラスです。

この記事では、モンベルのトレッキング オーバーグラス PL(6,820円)を、実測データと、同じモンベルの他モデルとの使い分けという視点でレビューします。

トレッキング オーバーグラス PL。テンプルにmont-bellのロゴ
トレッキング オーバーグラス PL。テンプルにmont-bellのロゴ

基本情報と実測データ

項目 内容
製品名 トレッキング オーバーグラス PL
品番 #1109237
購入価格 6,820円(2026年8月3日購入)
カラー BK/GY(ブラック/グレー)
実測重量 23g(キッチンスケール実測)
レンズ 偏光(PL)
生産国 台湾(テンプル内側に刻印)
付属品 セミハードケース、マイクロファイバーの巾着袋
実測23g。普通のサングラス(18g)より5g重い
実測23g。普通のサングラス(18g)より5g重い

※価格・仕様は購入当時のものです。最新の情報はモンベル公式サイトでご確認ください。

なぜオーバーグラスを選んだのか

コンタクトレンズの限界

私は普段、コンタクトレンズも使います。トレールグラス PLという普通のサングラスも持っていて、コンタクトの日はそちらを使っています。

ただ、コンタクトは目が乾きます。特に車の運転では、エアコンの風が直接当たり続けます。長時間になるほど乾燥と疲れがはっきり出てきます。

そういう日はメガネのほうが圧倒的に楽です。しかし、メガネにするとサングラスがかけられない——ここが行き詰まりでした。

度付きサングラスという選択肢との比較

度付きサングラスを作るという手もあります。ただし——

  • フレーム+度付きレンズで数万円かかることが多い
  • 度数が変わったら作り直し
  • 偏光や色を変えたければ、そのつど費用が発生
  • 結局「サングラス専用のメガネ」がもう1本増える

一方オーバーグラスは6,820円いま使っているメガネをそのまま活かせて、メガネを買い替えても使い続けられます。

「度付きサングラスを作らなくていい」——これがこの製品を選んだ最大の理由です。

メガネの上からかけた実感

素直に大きい

見てのとおり、レンズもフレームも大きめです。メガネを内側に収める必要があるので当然ですが、普通のサングラスのようなシャープさはありません

内側。メガネを収めるためのゆとりがある
内側。メガネを収めるためのゆとりがある

実測23gは、同じモンベルのトレールグラス PL(実測18g)より5g重い数字です。

ただし体感としては「少し重いかな」という程度で、負担になるほどではありません。メガネと合わせても、鼻や耳が痛くなることはありませんでした。

横からの光も防げる

この製品は側面まで覆う形状になっています。

普通のサングラスだと、横や下から入る光が意外とまぶしいものです。特に運転中、斜め後ろからの西日や、車内で反射した光は防ぎきれません。

側面まで回り込む形状。横や下から入る光も防げる
側面まで回り込む形状。横や下から入る光も防げる

オーバーグラスはもともとメガネごと覆う設計なので、結果として顔まわりを広くカバーします。これは大きいことの副産物と言えます。

つくりはしっかりしている

大きいぶん華奢さはなく、フレームに厚みと剛性があります。テンプルの付け根もぐらつきがなく、開閉の感触も安定しています。

安価なオーバーグラスにありがちな「頼りなさ」がありません。この価格帯で、しっかり作られている印象です。

偏光レンズの効果は運転で実感する

PL(偏光)レンズなので、路面やボンネットの照り返しが明確に抑えられます

偏光レンズは、平らな面で反射して振動の向きがそろった光だけを選んで遮る仕組みです。単純に暗くするのではなく、まぶしさの原因だけを取り除くため、視界の情報量はむしろ増えます。

この仕組みについてはトレールグラス PLのレビューで詳しく書いています。

⚠ 偏光レンズ共通の注意点として、カーナビやスマホの液晶が角度によって暗く見えることがあります。これは製品の欠点ではなく、偏光という仕組みそのものの特性です。

付属品

セミハードケースマイクロファイバーの巾着袋が付属します。他のモンベルのサングラスと同じ構成です。

付属のセミハードケースとマイクロファイバーの巾着袋
付属のセミハードケースとマイクロファイバーの巾着袋

本体が大きいぶんケースも大きめですが、巾着袋のほうは薄いので、車のドアポケットに入れておけます。私はこちらを常用しています。

この巾着袋、実は「メガネ拭き」も兼ねています。
マイクロファイバー製なので、袋から出して、そのままレンズを拭けます。車のダッシュボードやポケットの中でレンズが曇っても、その場で対処できる。クリーナークロスを別に持ち歩かなくていいのは、地味ですがかなり便利です。
日常の持ち運びは巾着袋。車のドアポケットに入れておける
日常の持ち運びは巾着袋。車のドアポケットに入れておける

気になった点

見た目は選ぶ人を選ぶ

正直なところ、スマートな見た目ではありません。大きいので、顔の小さい人ほど目立つと思います。機能を優先した道具と割り切れるかどうかです。

手持ちのメガネのサイズによっては入らない可能性

私のメガネは問題なく収まりましたが、フレームの大きいメガネや、レンズの縦幅があるタイプだと窮屈になる可能性があります。できれば店頭で、自分のメガネを持参して試すのが確実です。

着脱はやや大ぶりな動作になる

メガネの上からかぶせる構造上、片手でサッと、というわけにはいきません。メガネを押し上げてしまわないよう、多少は気をつけて扱う必要があります。

モンベルのサングラス3本を使い分けている

結果的に、私は用途で使い分ける形に落ち着きました。

トレールグラス PL オーバーグラス PL PLチタン
価格 9,790円 6,820円 20,900円
実測重量 18g 23g 18g(公称)
使う場面 コンタクトの日 メガネの日
レンズ交換 ○(1,650円) ×
現状 1年3か月使用中 使用中 手放した

「コンタクトの日はトレールグラス、メガネの日はオーバーグラス」——この2本があれば、目の調子に関係なく偏光サングラスを使えます。合計しても16,610円で、度付きサングラス1本より安いことも珍しくありません。

こんな人に向いている

  • メガネをかけたままサングラスを使いたい人
  • 度付きサングラスに数万円かけたくない
  • コンタクトだと目が乾く・疲れるという自覚がある人
  • 運転で路面やボンネットの照り返しがつらい人
  • 横からの光もしっかり防ぎたい人

向いていない人

  • 見た目のスマートさを優先する人
  • 1gでも軽いものが欲しい人
  • 片手でサッと着脱したい人

まとめ

  • トレッキング オーバーグラス PL(#1109237・6,820円)はメガネの上からかけられる偏光サングラス
  • 実測23g。普通のサングラス(18g)より5g重いが、体感では「少し重い」程度
  • 最大の価値は度付きサングラスを作らなくて済むこと。数万円かかるうえ度数が変われば作り直しになる度付きに対し、6,820円でメガネをそのまま活かせる
  • 大きいぶん側面まで覆い、横からの光も防げる
  • つくりはしっかりしていて、安価なオーバーグラスにありがちな頼りなさがない
  • 弱点は見た目の大きさと、メガネのサイズによっては入らない可能性(店頭で試すのが確実)

コンタクトの日と、メガネの日。その両方に偏光サングラスを用意できたことで、運転の負担がはっきり減りました。

あわせて読みたい:トレールグラス PL レビュー(コンタクトの日用・実測18g)PLチタン トレッキンググラス レビュー(手放した理由)

※本記事は個人が購入・使用した実物のレビューです。当サイトはモンベルとは無関係です。価格・仕様は購入当時のものであり、最新情報は公式サイトをご確認ください。